「散る花と硝子細工」制作秘話①

Newアルバム「散る花と硝子細工」が3月6日にまず各種配信ストアで発売となりました!

そして、3/14には、CDとしての販売も始まる見込みです!

さて、早速ですがこれについての制作秘話を順を追ってお話したいと思います!

ではでは、まずは楽曲の方からお話していきたいと思います!

今回のアルバムの収録曲は全部で10曲です。

実を言うと、制作が始まったのはわりと早く、2016年からでした。

つまり、前作の「柘榴の春」と今作とは、同時に制作が進められていました。

その中で、まず、なんとなくのイメージで出来ていたものが2つ。

ひとつは、「柘榴の春」を主軸としたコンセプチュアルな作品。

もうひとつは、まるで彩葉永華の(いったんここまでの)集大成となる様な作品。

制作をしながら先に「柘榴の春」のコンセプトが固まっていき、2020年、先にそちらがリリース。

それに続いてちょうど1年後のリリースとなった今作は、これまでの作品の中で最も、楽曲の選定に悩みました。

「柘榴の春」までで音源化が済んでいたのは20曲。2020年に書き上げた「散る花と硝子細工」は別としても、製作途中段階での未音源化曲はゆうに50曲を超えていました。

もし、ここでいったんここまでの彩葉永華の集大成を作るとしたら、どの作品が相応しいのか。

まず最初に、特にライヴで人気を集めている曲を選定しました。次に、自分が特に音源化したいと思う曲を。

そうして大まかに曲が決まって来たところで、この作品集はどんな色をしているのかを考える。

これまでのコンセプチュアルな作品集と違い、なかなか掴みどころが見つからず。一体何色をしているのか。

そう悩みに悩みつつも、8割方決まった楽曲の制作は進んでいた。そして、この作品集の色を決定づける事となる曲が誕生。それが、時を経て2020年8月に書き上げた「散る花と硝子細工」でした。そうか、この作品集は、きっとこの曲の誕生を待っていたのだと、とてもとても納得したのを覚えています。

同時に、アルバムタイトルもこの曲の誕生によってやっと決まりました。

それと、特に今作は「日本語の柔軟性」に特に注目していただきたい作品でもあります。日本語は「含み」と「柔軟性」という特性を持つ言語と思っていて、それがことばの奥行を作り、想像を膨らますものと考えてます。だから、一度で分からないでいい、何度も聴いて、深みに嵌って欲しいのです。

そうやって、選定された10曲がこちらでした。

1 スノードロップ

2  夢七日に桜人

3  エデンの堕天使

4 お伽話屋の恋人

5 Green〜flash〜

6 反時計の螺旋

7 ホウセンカ

8 野ばら

9 グリーンスリーヴス2020

10 散る花と硝子細工

次回は、それぞれの曲について話して行きたいと思います。

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